アクセスログ分析

1997 年 3 月に行った、Live! Eclipse97 のミラーサイトへの時間単位のアクセス推移です。
今後のサーバ運営の参考までに。。。

縦軸がアクセスのカウント(ログの行数)で、横軸が日と時刻 (08_16は3月8日の16時を意味する)です。
ミラーサイト一つ当たり、ピーク時に1時間当たり3万アクセスですから、言うほどミラーは役に立っていなかったように思います。(T_T) 残念。
www.solar-eclipse.org ではピーク時に1時間当22万アクセスほどあったようです。 (日本以外からのアクセスが何割を占めているんだろうか?)
結果的には全体から見て30%程度のアクセス軽減が出来たという所でしょうか。 本当はもっと詳しく調べてみたいところ(NXPIXP?を通過したのが幾らで、海外接続線を超えたのが幾らか、など)ですが、そう言う訳にも行きません。。。 ただ国内からは www.solar-eclipse.org へつながりにくい場合があったようで、そういう利用者さん達には役に立っていたという事で納得しましょう。(^_^)


doskoi マシンがエラーを起こし、その部分のログが消失しています。 まず 3/9 の9:14-9:48のログファイルがディスクのブロック異常の為、回収できませんでした。 また、この部分にアクセスしたためにシステムダウンを起こし、当日12:10から17:00ごろまで稼働していませんでした。

まずは全てのミラーサイトの1時間当たりのアクセス数です。
ミラーが稼働し始めた3/7から3/9の夕方までを取ってみましたが、 たった3時間ほどの間にアクセスが集中していたのですね。

doskoiだけピークの山がずれているのは失われたログの部分の加算が行われていないからで、恐らくは同じ位置に同じ程度の高さのピークがあったものと思われます。


続いてピーク時間帯の拡大です。今度は10分単位のアクセス数を縦軸に取っています。
(トラブルのため、9:14-9:48までの doskoi のログ数千カウントが失われています。)

9:30-10:20までの、僅か1時間足らずの時間にアクセスが爆発している感じです。 最大の部分が平らになっていませんから、まだまだ頭打ち(もうこれ以上ネットワークもしくはサーバが処理しきれないという限界値)には達していないように思えます。
大したもんです。(^_^)v

それにしても全くキレイに各ミラーサイトに分散してアクセスされていることが判ります。

最後に更に細かく、ピーク時間近辺の、1分当たりの転送バイト量のグラフを付けておきます。
ピーク時で 5MB/min -> 700Kbits/sec 程度を使っています。

これで見るとdoskoi環境がピークを迎えているように思えます。 (トラブルのため、9:14-9:48までの doskoi のログ数千カウントが失われています。)


以下に各マシンのスペックと環境を示しておきます。
doskoi.respo.or.jp
IBM PS/V Master
486DX4 100MHz/40MB/2GB/EtherlinkIII/Linux/apache1.1
NTT Infosphere に T1 接続した Respo ネットに LAN 接続。 アクセス量制限は特に設けていないが、他のマシンとのアクセス競合は有り。
mercury.kyoto-su.ac.jp
Sun SparcStation5
MicroSparc 115Mhz/?MB/?GB/Ethernet/Solaris2.5.1/apache1.1
SINETに T1 接続した京都産業大学キャンパスネットに LAN 接続。 アクセス量制限は特に設けていないが、他のマシンとのアクセス競合は有り。
navy.rieb.kobe-u.ac.jp
Sun UltraSparc170E
UltraSparc 167MHz/64MB/4GB/100BaseT/Solaris2.5.1/apache1.0
SINETに ? Mbps (over 4.5Mbps) で接続した神戸大学キャンパスネットに LAN接続。 アクセス量制限は特に設けていないが、他のマシンとのアクセス競合は有り。

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