ハワイでサーフィンに打ち込む女の子たちを描いた快作。
実は以前から見たかった。なんということのない作品なのだろう、と思いつつ、しかし見てみたかった。理由はその映像にある。
公開当時に流れていたトレイラーの映像がなんとも言えずきれいだった。サーフィンの映像てのはおおよそカッコいいものなのだが、それにしても素晴らしく格好良かった。どうやって撮ったんだろう、といっても合成できるようなものではないので、何度も何度もトライして出した絵なんだろうなあと思うのみだ。
そして昨日、衛星放送で掛かった。見ないわけに行かない。やっぱり良かった。その映像が実に格好良かった。
主役のケイト・ボスワースがなかなかしっかりサーファーしていて良かった、というのもある。スタントでなく本人によるシーンも多かったろうから、かなり鍛えたんだろう。ボードごとダイブさせて波をくぐるシーンなどはスタントなのだろうか?そのままなんだろうか?そのワンシーン・ワンシーンがどれもきれいだ。
ストーリー的にはきっとなんということのない B 級なんだと思う。逆に B 級ストーリーと海というのは『サンバーン』『イントゥ・ザ・ブルー』以来ハマると決まっており、それらの中でもこの作品はその爽快さにおいて文句なし。個人的一押し映画のひとつとなりました。パイプから抜け出たケイト・ボスワースが右手を突き上げたところで唐突に終わるラストもまた爽快。