離れ小島で開催された格闘選手権に5人の美女が参加して闘う。お色気アクション映画。
アブストラクトに書いたとおり、もう筋書きもへったくれもないような馬鹿映画である。僕はこれをデボン青木のためにレンタルして見た。それ以外は何もない。なにしろゲームが原作だと言うことすら知らなかった。
実に突っ込みどころ満載の映画だ。オマージュと言うべきか、パクりと言うべきか。あの『燃えよ!ドラゴン』そっくりの構成といい、日本人という設定なのになぜ英語でカンフー?といったことなど、もうとにかく大変な割り切りようだ。
ただ、そういうところは実はどうでも宜しい。ほぼ全編アクション(美女格闘)なのだが、見ていて飽きないのだ。これはすごい。美人である、ということだけなら簡単に飽きると思うのだが、まったくよくできた映像で、ほんとに飽きない。なにしろ監督は『クローサー』『トランスポーター』の人だ。そんな中途半端なアクションをやるはずがない。女優さん達も相当に訓練したようで、スタントのかなりの部分を自分でこなしてる。合成も力が入っていて、えらいうまいことできてる。格闘シーンは補助やワイヤーがいっぱい入ったはずだが、ほんと違和感なく処理されている。
というわけで、結構すごい映画だった。いや、内容はまったく無いんですよ。それでも最後まで見続けられる、すごい映画です。