街一番の乱暴者、ジーリは借金の取り立てや用心棒をして毎日をしのいでいる。ある日、ある男の脅迫を手伝うことになったが、その手伝いとして女、それも美人がやってくる。
最初に言っておこう。意外と脇がすごい。なぜにクリストファー・ウォーケンが出てるんだ!アル・パチーノと並んで!
さてもちろん JLo が出ていたので借りてきたのである。断じてベン・アフレックのためではない。これがヒュー・グラントでもマット・デイモンでも見ただろう。どんなダメ男でも。
つまりジェニファー君はひたすら格好良く、ベン君はひたすらダメだったと。役柄の上だけではなく、見た目も、何もかも、どうもだめだ。彼の映画はイマイチ印象がないが、まあ似たり寄ったりだろう。要するに僕は彼女のために見たのである。
ジェニファー君は実に不思議な人で、エージェントの問題なのか、これがハリウッドというものなのか、出る作品をもう少し選んだ方が良いよと本当に思ってしまうくらい幅広く(個人的評価としては)イマイチな映画に出ている。『アナコンダ』に出たのは何故?『エンジェル・アイズ』でずいぶんしっかりした演技が認められたと思うのに何故テレビドラマとしか思えない『ウェディング・プランナー』なんかに出ますか?『アウト・オブ・サイト』もどうも。。『イナフ』ってなんなんでしょう。
もちろん彼女については『The Cell』が最高だと今でも断言できるが、本作は別の意味でまたグーである。東洋風のグッズをちょろちょろと取り出し、微妙に露出度の高い(この微妙さがまた何とも)服装でくねくね動く。しかしその微妙さがなんとも。。。。こういう役をやらせたら彼女を越えられるキャストはないかも知れない。その意味でようやく出た久々のお勧めできるジェニファー観賞映画であったというわけです。