Cinema Review

チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル

Also Known as:Charlie's Angels Full Throttle

監督:McG
出演:キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー、デミ・ムーア

元気の良い女の子三人による悪漢退治。多額の予算を掛けたハチャメチャ B 級映画。

マトリックス』以来、ハリウッドはカンフーである。本作もご他聞に洩れず。そしてその振付けはアン・リー、なんと『蛇拳』『酔拳』のジャッキーのお師匠さま役その人である。オープニング、主演の三人がモンゴルで「ヤー」と構えるあたりはまったく『マトリックス』でキアヌが「ヤー」と構えたその時と同じ違和感アリアリで、同じ血がそこに流れているのがよくわかる。

ちなみに前作はちゃんと劇場で予定どおり見たが、今回は見ない可能性が高かった。学生君たちと一緒にワイワイ言いながら見に行ったというのが真相。やっぱり馬鹿映画はみんなで見ないとね。

まあみんな結構なトシで、そろそろ無理があるような、、、という状況になりつつある。一応「美人&かわいい」路線が売りのはずなのだが、これではビッチ路線にいってしまう。さすがに第三作は無いだろう。その時はテレビシリーズのように若いおねえちゃんをとっかえひっかえ入れなくちゃねえ。

ところで『ペイバック』でルーシー君、Sの女王さまを演じてなかなかグーだった。今回もちょっとムチを振るところがあったりして素敵。次に誰か入れ換えるとしたらやっぱり彼女のポジションかなあ。ちょっと残念だなあ。

Report: Yutaka Yasuda (2003.09.14)


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