少林寺の精神を広めるために、おれにはいったい何ができる?そうだ、サッカーの試合に出よう!
すごい。すごい映画だ。
主演、監督、脚本、これみなチャウ・シンチーひとりという、まったく彼による彼のために作られた彼の映画だ。僕は彼の映画は今まで見たことがない。非常な売れっ子で、『食神』などのコメディ路線作品を作っている人、と言われれば聞いたことがある、と言う程度で、いずれも見たことがない。この『少林サッカー』は予告を劇場で見て、余りにそのインパクトの凄まじさに見ることに決定した。壁に向かってひとりで蹴り込むチャウ・シンチーの、その余りのばかばかしさに受けたインパクトだ。
いろいろ書きたいことはあるが、、、まあこれはどやこや言うてもしょうがない。もう見てくれ。ただそれだけだ。
年に一作くらいは遭遇したい、これは素晴らしき馬鹿映画だ。連れと一緒にいき、大笑いし、声に出して突っ込みを入れながら見てくれ。
ああ、それでも一つだけ。記憶のために書いておこう。ワンシーン、饅頭屋で歌って踊るだけのキャラなのだが、その見ための衝撃はちょっと尋常ではない。どうやってこんな素人を連れてくるんだ?チャウ・シンチー。それだけでもすごい才能だと僕は思うよ。うらやましい!