これは僕が少女コミックを読み出すきっかけになったコミックの一つです。それまでの少女コミックに対する考えが音を立てて変化しましたね、ほんと。設定はある男子校の寮生達の話なんですが(やおいではない!!)、”明るく楽しい”といった感じで、いままでこんな分野の話は見たことがなかったんで、とても新鮮でした。
とくに登場するキャラクターは個性が強く特徴的な人ばかりで、そのせいでいろいろとごたごたに巻き込まれる主人公は見ていて.....笑えます。でも主人公は”踏まれても踏まれても立ち上がる雑草のような強さ(打たれ強さ)”でがんばって何とかしていきます。(話の中では”もっとも打たれ強いもの”に与えられる寮長に、無理矢理されていましたが。)しかし、やっぱり”類は友を呼ぶ”といった感じで変な出来事にまきこまれていくんですね。
話もオカルト、恋愛もの、兄弟もの、芸能界もの(?)、学園もの、ファンタジーもの、スポーツもの、と多種多様なものがあって、しかもそれらのほとんどにくだらないオチが付いていて、”結構作者楽しんで書いてるな”っていう感じです。
また、これを見ていると自分も彼らの仲間の1人で、出来事を共有しているみたいでした。それを強く思ったのは最後のシーンで、寮の玄関で主人公がこっちを向いて”君もおいでよ。”とまるで友達を招きいれるように呼びかけているのをみたときですね。その一言で僕は彼らの話の中に存在した1人なると同時に、僕の中でも彼らが実際の仲間になったようでした。
最後に、「ああっ、これのせいで何かが変に.....」.