パリの郊外の街バンリュー。その街である日、警官が若者を半殺しにしてしまう。そのことで若者達の怒りが頂点に達し、暴動を起こした。その翌日、ふとしたことから拳銃を手に入れた若者が、怒りをためながらその銃を手に街を歩く。全編モノクロ。1995年カンヌ映画祭最優秀監督賞受賞。
この監督は27歳にしてカンヌ映画祭最優秀監督賞を受賞した。
映画そのものは全編モノクロで語られ、そのカメラワークには脱帽する。若者達のイライラした感情を、テンポの緩急でうまく表現していると思った。
言葉ではこれ以上語れないが、彼の鋭い映像感覚はこの映画を見てもらえば分かると思う。