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1930年代のアメリカと香港にそれぞれ君臨する暗黒街のボス。侠気のある二人に関わる老婆もまた二人。
何故に今さら『ミラクル』なんか見たのでしょうか。
これは'89年のジャッキー・チェンの映画である。しかし、私は今回ちと目的があって改めてちゃんと見たのだ。
目的−それは、この映画でアニタ・ムイが歌って踊り狂う『バラよ、バラよ愛してる』という歌（タイトルは日本語に訳してみました）を聴くことであった。あったハズだが、とりあえずオープニングから目的はズレて行くのであった。まず、張學友（ジャッキー・チュン）がほっぺたぷよぷよの顔で(!)出て来て去る。スーパーアイドルグループ、グラスホッパーも何だか群衆の中にまじっている。すぐに去る。
そしてジャッキー・チェンがボスにまつりあげられるヤクザの用心棒には私の大大大好きな周文健という役者が扮しているではないか！そういえば周文健は元はジャッキーズアクションチームの一員なのだった。それにしても、もう7年前の映画なのに顔が全然今と変わらんのは香港人のおそろしさだ。
というわけで、「あ、倪匡だ！」だの「ン・マンタだ！」だの「元彪（ユン・ピョウ）だ！倪震だ！呂方だ！！」だのと、一瞬出ては去って行く人達探しに興奮してしまった。ついでに最初から最後まで周文健の動向をチェックして、たくさん出てたので大満足した。私ばかよね〜♪ジャッキー・チェンの映画って、けっこうマニアであなどれないなあと再認識しました。