Cinema Review

ストリート・オブ・ファイヤー

Also Known as:Streets of Fire

監督:ウォルター・ヒル
出演:マイケル・パレ、ダイアン・レインウィレム・デフォー

男が町に帰ってみると、そこはバイクを乗り回すストリートギャング達に占拠されていた。さらわれたロック・クィーンは男のかつての恋人だった。男は女を救けるためにギャングに立ち向かう。

ウォルター・ヒルというと『48時間』を思い出す人が多いかも知れない。その監督が撮ったアメリカ製青春映画というのだろうか?そういう色合いの濃い作品である。筋書きはもう冗談のようにパターンにはまっている。個々のエピソードも時代劇のようにお決まりのものだ。ダイアン・レインのロック歌手というのもようわからんものがあるが、しかし歌っている(口パクだと思うが)姿は脚がニョキっと出て結構カッコ良いと言えばカッコ良い。

当然のように僕はこの映画はリアルタイムでは見ておらず最近人が持っていたビデオで暇潰しに見ただけなのだ。と、こ、ろ、が。見逃していたぜ、ウィレム・デフォー!

こんなところに奴が出ている!僕は彼を『プラトーン』で初めて意識した。その後少しメジャーな映画に出ていたようだが、しかし僕はそれらを見ていない。それでも彼の顔は一発で憶えた。それほど特徴のある顔なのだ。ハ虫類的とでも言うのだろうか?幾らかエキセントリックな感じがするのだが、そのウィレム・デフォーが若い!ホントに若い。そして裸にゴム長みたいなヘンな格好をして悪役をやっているのだ。こりゃあ見ない手はないぜ!

Report: Yutaka Yasuda (1996.06.23)


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