未来の地球唯一の宇宙飛行士バーバレラが宇宙の危機を救うために、、、
本作最高のみどころはオープニングである。ジェーン・フォンダが無重力状態の中でしゅるしゅると宇宙服を脱ぎ、オールヌードのままくねくねしてくれる。これがもう最高。
原題はそのまま Barbarella だが、副題には The Queen of the Galaxy などという仰々しいものが付いていたりする。しかし筋書きなどと呼べるものは無いと言ってもいい。多くの映画評で言われているように、この映画は単なるジェーン・フォンダ鑑賞映画なのだ。もうそれしかない。そして先述の通り、オープニングが最高なのだ。つまりこの映画はオープニングを見たらもう後は見なくても構わないという素晴らしい構成となっている。
監督のロジェ・バディムはジェーン・フォンダの最初の夫であり、新妻の為に作った作品が本作と言うわけだ。ちなみにジェーン・フォンダはこの時既に30歳あたりであるから、もっと若い頃はさぞかし美しかったろうと思ってしまった。しかし彼女の顔は僕に取ってはキツめである。(誰もそんな事聞いてないって?)