世界一不運な男が今度はニューヨークの街で爆弾魔に狙われる。シリーズ第3作のハリウッドアクション。
ダイ・ハードのシリーズ前二作は劇場では見ていなくて、テレビ放映で初めて見た。今回はどういうわけか劇場まで足を運んでしまった。期待通りのハリウッドアクション映画で、良いも悪いも無い。
僕はむしろ敵役のジェレミー・アイアンズに注目して見に行った。彼は『ダメージ』に出ていて、このところ気になる俳優なのである。しかし今回は彼の悪役は比較的おとなしく、抑えた感じがした。どちらかと言うともっと非人間的な感じを出せるはずなのだが、そこまででは無かった。最後にあっさりやられてしまうし。
ところで脇役と言うか今回の準主演だったサミュエル・エル・ジャクソンがなかなか良かった。彼は『パルプ・フィクション』にジョン・トラボルタと組んで出て学のある(?)ギャングを演じていた。結構強力なイメージがあったのだが、今回もなかなか目だっていた。理性的だがホットな男が似合うじゃないか。